大好きなダニエル・クレイグの最後のボンド役ということで、延期につぐ延期にも負けず首を長くして待っていました。
いったいいつになったら映画館でみれるのかなぁと毎度の延期の度に思ってました。
なので映画館の椅子に座った段階で感無量。ポップコーンもドリンクもノーサンキュー。もう心はスクリーンの中。
私はどういうわけかイギリスの方が好きなようで、この007シリーズでのM役を演じていらしたジュディー・デンチさんも大好きです。どうしてだろうか??たまに考えるのですが答えは見つからず、他にもこの俳優さん素敵だなぁと思うとイギリスの方だったりします。
さて1年6カ月も待った007 本当に長かった!
私の住んでいる地域での映画館情報をチェックして一番音のよい映画館へ行くことに決めた。
そして出来るだけ大きなスクリーン。なぜならスピーカーの数が違うと細かい音がよく聞こえるからです。
良い音は映画の質を1ランクUPさせてくれると信じている。
そして映画を心ゆくまで楽しむ為には、封切りと同時ではなく1週間程度遅れあたりに観ることにしている。今回は封切りから1週間後のレイトショーを見た。
350人入る劇場に12人。
よし!狙い通り!土曜日、日曜日の映画館にはない独特な感じはレイトショーの好きなところの一つでもあります。
今回のレイトショーはコロナ禍なので誰も人の近くには座りたくない。なので私の前後左右に人はいなかった。かなり前には2人ほど座っていましたが。よく映画館を見渡すと1組を除いてお一人様での映画鑑賞でした。もしや皆さん、007の熱狂的ファンなのではないかな??と思ったりして。だといいなぁ・・・
ダニエルのボンド役は15年にもなります。今回の映画はその年月を感じられるものだったです。
もちろん15年分の年齢を重ねているので以前のような切れのある感じかといえばそうでもないような気もしますが、そんなことは、もはやどうでもいいくらいのダニエルファンだったりします。
007は母が良く洋画を観るので子供のころから観ている。歴代のボンド、ほとんどの作品を見ている。
なので今回のボンドカーには懐かしい仕掛けもあり「これってQ(ベン・ウィショーこの方もイギリスの方)はつくらないよね」と心の中で呟く。しかし昔のあのボンドカーの仕掛けには思いがけずときめきました。この映画がダニエルの最後の作品ということを知っていたのでこの仕掛けが見れてよかった。
いつも通りのドライブテクニックも素晴らしかった。スタントだろうがそんなことはいいのです。映像としての一体感がすごければ。
そしてヴェスパー・リンドのお墓は興味深かった。イタリアのマテーラという都市のようですが、お墓ってこんな感じなの?いったい中はどうなっているのだろうか?爆発してしまったけど。。洞窟住居のマテーラと言われているらしい。とても素敵な場所でした。
007ダニエルのシリーズは冒頭の部分が異国の地(外国という言葉よりは異国ね)という感じがとても好きなのです。そしてその異国の地でのカーレース。大体がそんなとこ無理だという狭いところを疾走するところがほんとに素敵。
ボンドは疾走するし、攻撃するし、攻撃されるけどなぜかきちんとしているスーツ姿がいいのだ。
他のアクション映画だと服は破れ汚れぼろぼろになるようなシーンでもボンドは戦闘が終わったら普通にきちんとしているのだ(もちろん多少の汚れはあります)
姿勢や筋肉もいいのかもしれない。これをみていて筋トレって大事だなぁ・・など思ったりしています。
もう15年もこのアクションをしているので実際にこのまま継続は難しいとはわかっている。
でもダニエルのボンドが見られなくなるのはとても寂しい。
最後にずっと好きだと思っていたブルーの瞳、この瞳が未来へ続いていくということに「よかった」と思いながら席を立ちました。
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