
この方のことは全然知らなかった。たまたま本屋さんで表紙をみて綺麗に着物をきてるなぁと、それだけの理由で買ったのだ。ぱらぱらとめくってみたら着付けや着物の話ではないということはわかったけれど150Pの不動の価値観という文字を見て表紙をみて購入したのだった。
この本を読んで高峰秀子さんを知り昭和29年(1954年)の二十四の瞳をみることになった。この表紙の方は日本を代表する女優さんであったらしい。
それは着物を綺麗に着るよね(笑)と思いながらページをめくる。
この方の生活スタイルにどんどん興味がわいてきた。この最初に見かけた不動の価値観というところに至った理由を読みながら探していた。
内容を少し書くべきなのか迷う。
少しだけ・・高峰さんは少ししか教育を受ける機会を与えてもらえなかった。いまの日本では義務として教育があるのでほとんどの人が読み書き、そして簡単な計算は出来ると思う。でも高峰秀子さんは31歳のときまでは辞書の引き方も知らず引き算の仕方もしらなかった。だがのちに名文家といわれるようになる。
まるでこの方の人生は映画のようだ。現実みたいだけど現実ではないような。
この不動のスタイルの本を読んで人間はいつからでも、変わることはできるのではないだろうか?
普通の感想ではありますが少し前の時代に日本でこうやって生きてきた人がいるということに驚愕しつつ、今の時代の閉塞感にため息をついていた自分を顧みることができました。

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