長女は24歳になり次女は21歳になった我が家でも未だにお雛様は和室に鎮座しております。
友達から「年中行事を大事にしてるよね」といわれることがありますが、本人はまったくそういう感じではありません。節分が終わると「お雛様をダンボールから出さないと」という感じであります。
たぶん一人になっても出す体力さえあれば毎年出していくと思います。しかし昔のお雛様なので大きいし重いのでどうなることやら。
昔はお雛様は3日を過ぎたら早いうちに片付けないと嫁にいけなくなるとか、婚期が遅れると言われていたように記憶していますが、我が家ではまったく気にしません。結婚してもしなくてもよい世の中であること。昔のように「売れ残り」「行き遅れ」など・・・・書いていてものすごく腹が立つ言葉だと思ってしばし画面に見入ってしまいましたが、昔はよく言われた言葉です。ほんとなんなの?これは。話がそれましたが、我が娘達はきっと結婚したければするし、したくなければしないであろうと勝手に思っております。
お雛様を出すタイミングは気にしませんが、気にするとしたら仕舞うときは天気の良い日にすること。これはカビ対策です。雨が降った次の日やこれから雨が振りそうなときにも仕舞いません。
できれば大安や友引の晴天のとき、なかなかこういうチャンスがない年はカラッは晴れた日に「また来年ね!お内裏さまと仲良くね~」といって箱に入れてしまいます。なのでわりと長い間和室にいらっしゃいます。
もうこのひな人形とのお付き合いも25年になるのか・・
毎年片付けなからいろなことを話しかけてきました。「お昼寝から起きちゃうと片付けられなくなるから今のうちだね、また来年ね」や「なんだか学校でいろいろあるみたいだから心配なんだけど来年の今頃には落ち着くかな」「受験は無事に終わりました。一緒に心配してくれたありがとう」など。
人形は面白いものでその時々に顔が変わるように思います。
心配な時にはすまし顔で「強気な顔」に見えたり嬉しい報告の時には「目が笑っている」ように見えたりするのでなかなか興味深い。これは自分の心の投影だとしても一緒に子供を見守ってくれているような気がするのです。
今年も雛祭りは終わり日の良い晴天の日にまた仕舞おうと思っています。
また来年ねといいながら。
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