顎変形症の記録(序章8・歯科矯正ではないの?)

ここに歯科矯正をしにきたのだった。親知らずを抜くのかな?だいじょうぶなのかな?というのが駐車場から医院までの私の頭の中の大半を占めていた。つまりは歯科矯正を行う前提での心配です。

しかし先生の口から出た言葉は歯科矯正が難しいのではということだった。

歯科矯正のこともよくわかっていないのに、そこを飛び越えて歯科矯正は難しいということを言われたのには、ポカンとしてしまうしかなかった。

でもそこは親なので聞かねば

「先生それはいったいどういうことですか?」

という質問に「正確な検査の結果をみないとなんとも言えなのですが、娘さんの歯の状態はですね・・」

と質問に対する答えを先ほど、とったレントゲンの写真を見ながら話してくださった。

娘の場合は歯に問題もあるのだが、それ以前に顎に問題がある。レントゲンには標準の数値が書かれてるのだが、明らかに違う数字が書かれていた。横顔の数値は明らかに違いすぎる。

ふと横をみると緊張している顔の娘がいた。

横顔の違和感はあった。なんとなく顎が出ていない。なんとなくと書いているけれど、それは親ゆえに甘く書いている。しかし正面からだとそんなには気にならない。

そんなことを一瞬考えたけれど、先生の説明は続く。

当然のように噛み合わせは悪い。しかし矯正だけでは治すのは難しいかもしれないという言葉に

「ではどうすれば?」

という問いに

「顎の手術をすることになるかもしれません。でも今回の検査の結果をみないとはっきりとは言えません。ただもし手術をしたほうがいいとなった場合はどうするのかをご家庭で話し合ってください。」

と仰ってまずは普通の歯科矯正のやり方、矯正に使う器具の種類、治療の総額などについてのお話があった。これも家にかえって考えてきてくださいね。ということだった。

では、検査が終わってからまたお話をしましょうということになったが

なにも知らない私は「先生、手術っていったいどんなことをするんですか?」

と書類を片付け始めていた先生に聞くと

手を止めて詳しく説明してくださった。

専門用語をあまり使わずに、歯の模型を手にもって。

「それはどういうことですか?」「プレートってなんですか?」「そういうものを体内に入れておいたままでも大丈夫なのですか?」「ボルト??」

いったん落ち着いて家に帰ってから調べてという気持ちがなかったわけではないけれど、できれば聞いておきたかったのだ。

なんとなく手術なような気がしたから。

医院を出て駐車場に向かう気持ちは行きの気持ちとは違う緊張感に包まれていた。

まさかの手術になるかもしれないという緊張。

自宅へ向かう車の中で横に座る娘を見ると泣いていた。

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この記事を書いた人

50代になり子育ても終了までカウントダウン。自分の時間が使えるようになったのでいろいろと挑戦していきたいと思っています。趣味の読書・映画・勉強・PC ・ドライブを中心のブログです。そして子供の顎変形症の治療の記録も書いていきます。悩んでいる人の参考になればと思ってます。

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