優しい人であり続ける悲劇

優しい人って聞こえも良く人として懐も深い感じがしませんか?

私は自分では気が付いていなかったのかもしれないけれど結婚を機に優しい人になりました。

20数年優しい人であったという自負があります。子供を育てるのに必要だったからと言うこともありますが家庭をもって安易に引っ越せない環境もその一つだったと思います。

20年という数字は、もう実験のような時間の経過と言って過言ではありません。

結婚まえの私は明るく自分の意志をいうタイプでした。もちろん最低限の気遣いはあったと思います。友達も普通程度にはいましたし年に何回か数人で旅行に行っていたのですから問題のある発言ではなかったと思います。

さて結婚してやさしい人になった私は不幸になりました。

そしてメニエール病や一時は目が見えにくくなるということが起きました。

すべてストレスの病気です。

しかし当時の私はストレスと医師に言われてもよくわからなかったのです。

初めての子育てで必死だったのでストレスの原因は子育てだとばかり思っていました。今は違うとはっきり言えます。なぜならば今はそのストレスを遠ざけているので以前の自分に戻りつつあるのを実感しているのからです。

子育てが終わりいろいろな問題のある人間関係を断ち落ち着いた暮らしを手に入れた私から今「やさしい人」になっている人へ

あなたが優しくしなくてはいけないのは同僚でもママ友でも先生でも舅姑でも実父母でも兄弟でも友達でも近所の人でもなくあなた自身です。(お互い優しい気持ちになるお付き合いならば是非そのまま続けていただきたい。とても素敵でとても幸せなことです)

私が言っているのは多くの人はやさしくすればするほど要求が大きくなり何を言っても怒らないと思われて酷いことを平気で言うようになるような気がします。物事の大小はあるとは思います。もちろん少数派になるかもしれませんが違う人もいます。しかし酷いことをいう人に立ち向かってくれる人はほどんどいないと言っていいでしょう。誰だって自分と関係のないことで争いごとを起こしたくないのは当たり前なこと。そして一人で戦っていった20年間を振り返ると、どんどん相手の要求や態度は大きくなっていきました。ちなみ呑気な性格のせいか「明るく幸せいっぱいな人」と見えていたと小学校からの友人は言います。生真面目というか人の悪口を言うことが苦手な私は親友にもこの悩みを打ち明けられなかったのです。こういう性格を意地悪な人は見抜きます。当時を振り返ってもっと自分が強くあったらとも思います。

話は戻りますが相手に優しくしていればいつかわかってくれるとか、自分が大事にしているのだから相手も自分を大事にいつかするなどと言うことは夢物語です。自分を大事にしてくれない相手を大事にする必要はないです。冷たいように聞こえるかもしれませんが全く冷たくないです。

厳しい言い方になるのは自分の20年を思っての事。

これを読んでいるやさしい人は時間を無駄にしませんように。意地悪な他人へのやさしい人を辞めて自分に優しくしてあげてほしいと思います。

ちなみに急にやさしい人をやめると何故かいままで大きな要求を勝手にお願いしてきた人たちから怒りを買うことになると思います。相手が悪くても認めないという特徴をもっていたり、謝るふりをして要求を通そうとしてくると思いますので、静かに距離を開けましょう。そっと逃げるというのがこの問題では一番良いように思います。

「なんで連絡くれないの?」ということになったら「忙しいので」で通しましょう。なにをそんなに忙しいの?という問いには答えなくていいです。「いろいろ」「なんでそんなこと聞くの?」くらいの返しにしておいて相手の返答は聞かなくてもいいと思います。相手の事情はあなたが承知しなくてはいけないこではないんです。ちなみに私の口が堅く何でも好きなように言えると思っている人に試しに「そのことは〇さんに言っておいた」と言ったらものすごい勢いで訂正しつつ焦って3カ月ほど口もきかなくなりました。そのことからも確信した私は問題のある人とのお付き合いを解消していくことにしました。結果として困ることは一つもなかった。職場で一人ランチをすることになると思っていたのでお弁当を作るようになりましたが一人でお昼を食べるのが普通の方々と仲良くなってのんびり過ごしています。どの場面でもなんとかなる。ならなくて一人になってもいままでのことを思い出せば一人のほうがいいとさえ思います。

時間は有限。あと何年生きられるかわからないのに嫌いな人の相手をする時間は持っていません。

なぜ急にこんなことを書いているのかと言うと気分屋で自己顕示力が大きく人を下げずむことが大好きで意地悪な同僚が私がSNSを更新するたびに5秒で見に来ることに以前は辟易していたのですが、お付き合いしなくなって(今も5秒で見に来ます)俯瞰してみてみると、この人は不安でしょうがないんだな。あんなにSNSできらびやかな生活を毎日のように更新しているのに自分に自信がなくいつも誰かを見下していないと不安でたまらないんだなと思えてきたからです。そして本当にお付き合いを解消してよかったと心底思いました。

あなたの真っ白い気持ちのやさしさを真っ黒い気持ちの人に差し出さなくていいのです。

幸せな人は人に意地悪をしようなんて思わないということはたぶん真実。

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この記事を書いた人

趣味は読書とドライブ、水泳や散歩も楽しみます。そろそろ子育ても卒業なので、ふらっと一人旅も楽しみです。いくつになってもいろいろなことにチャレンジできたらいいなぁと思っています。よろしくお願いします。

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