子供のころよく読んでいた本の代表格は「江戸川乱歩」この作家の本をよく読んでいた。
自分で買ったもののあるけれど、最初は家にあった本を読んでいたと思う。怪人二十面相の本だったと記憶している。
怪人二十面相を読みつつ他のものも読んでいたと思う。
変な名前の作家だと思っていた。子供だったので筆名ということを初めは知らなかった。
この江戸川乱歩さんはアメリカの小説家、暗号小説の草分け「エドガー・アラン・ポー」さんに由来する。代表作にD坂の殺人事件がありますが、この坂の舞台となったのは団子坂ということを知って本の中の坂が実在するのならば見てみたいと調べ始めたのがこの本を買ったきっかけです。この坂の古本屋で起きた殺人事件が舞台なのですが、過去と現在の坂の様子が見たかった。
そんなことからこの本を購入しました。
本はカラーで家の内部、ゆかりの地、好きだった饅頭などがわかって遠い昔の作家というよりも、こんなに近くにあんな小説を書く人がいたんだという驚愕にも似た気持ちになります。
以前一度この坂を訪れたことがありますが、今年は再度行ってみたいと思っています。今度は立教大学の池袋キャンパスの一角にある江戸川乱歩の家を見て、乱歩の好きだった饅頭を買って池袋乱歩通り商店街の古書店「八勝堂書店」に行ってみたいと思っています。
この本には同じように以下の作家の聖地や好物が書かれています。
- 太宰治
- 芥川龍之介
- 谷崎潤一郎
- 森鴎外
- 中島敦
- 泉鏡花
- 江戸川乱歩
- 樋口一葉
D坂には森鴎外・夏目漱石・高村光太郎さんも住んでいたというのも面白い。
うつし世はゆめ よるの夢こそまこと 江戸川乱歩さんのこの有名な言葉の江戸川乱歩さんの作品を久しぶりに読みたくなった。さらに晩年の後進作家のプロデュースをするようになるまでの経緯などの本があったら読んでみたい。自分だけではなくその先をゆくものたちの道をつくった偉大な作家の足跡をみたいひとにオススメの案内本です。天気の良い日に本を持ってD坂をあるいてみるのはどうでしょうか?

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