散歩をしていると大木に出会うことがあります。
普通の住宅地の普通の敷地面積だとおもわれる庭の駐車場の横にタイヤ4つ分くらいの幹が堂々と日の光を浴びています。ここまで大きくなっているところを見るとすでに根は駐車場の下などにも潜りこんでいるはず。伐根を10本ほどしていておもったのは女性の腕程の木でも根はあちらこちらに伸びているということ。ですのでこの木はたぶん大きな根があるはず。
そしてこの家は空き家のようなのです。確か昨年の秋はまだお住まいだったように記憶していますが、夏に向かう今は庭は荒れ駐車場には枯れ葉がたまり巨木には蔦が絡まり始めていました。
最近はどこにいっても空き家をみかけることが多くなりました。散歩をしていて空き家だと思うのは木の手入れをしていないこと。門に蔦がまわっていることや背の高さほどの草が生えてるのをみるからです。
忙しく手入れができなくとも門を開け閉めすれば蔦は切れるし、歩くところだけでも草は生えないものです。
ポットで購入したであろう蔦(ご近所には蔦はないので)が家を飲み込んでいる姿にも出会う事があります。
まわりを見渡すと様々な建築物があるとしてもその特徴から30年ほど前の建築物くらいだと思います。
造成して家を建てた住宅地だと思うので木は30年ほど成長していると想像できます。大きな槇は数年ではなく数十年は剪定されていないようなので枝葉のボリュームもあります。木は個人の趣味でどのような樹形であっても良いとおもいますが、只今庭を作っている私には考えさせられることが多々あります。
50代になり私が植えた木は30年後にはものすごく大きくなる可能性があるということ。そしてそれを子供たちが手入れするのは大変だろうということ。
未来のことはわかりませんができるだけコンパクトだけれど猛暑には日陰を作ってくれる庭が作れたらいいなとおもいます。
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