本格的には6月からはじまった庭の改造は8月までの三ヶ月で見た目にはまったく別物となりました。
途中の2週間強は夏の土用ということで土に触れずでしたが。その期間もじっくり庭を観察する良い時間になりました。
予定していた木、2種類を植えることも10年後を考えれば1種類でいいのかもしれないとか、あのあたりは水が溜まりやすいのかな?もう一段土をいれようかな?と庭を見ながらあれこれ考える機会になりました。
今回木を20本も切ったのですが、木には本当に申し訳ないことをしたとおもっています。こんなに木を伐採しなければならなかった理由の一つは植える時は小さくて庭がスカスカに見えるということでいろいろな木を植えたのだと思われますが、あっという間に木が育ち人間が通れないほどの大きさになったことが一番の原因だと思っています。ですので足し算より引き算が重要だと思います。
木が成長するのを楽しみながら下草などを植えてみたり煉瓦を積んでみたりというほうが木にも良いような気がします。
最近ニュースで街路樹が倒れてしまったけれど根があまりなかったということを聞きました。
大きく葉もしげっている木でも街路樹として頑張って育っても木の植えてある区画が狭くなんとか大きくなっていけたものの根が張れないということはあります。我が家の木たちの根の張り方を見て思ったのは境界がすぐ横にあると反対方向に根を這わせようとしますが、その反対方向に池があり頑丈なコンクリート建造物があるとUたーんして他の木の下を通り行き先を探している様子でした。行き先が見当たらないと思うとヘアピンカーブを延々続けたりそれもかなわないとなると一旦は地上に出て隣地へ侵入していたものもあります。ブロックの上を通り隣地の土に入るという感じです。
植物の生きていく貪欲さを感じると共に植えるならば十分は土壌がないとかわいそうなことになるということも今回の伐採、伐根で感じたことの一つです。
思えば我が家の木々は高度経済成長期に植えられた木
その前となると戦前戦後
戦後に植えられた木は「杉」が多かったと地域のお年寄り達が言います。戦後に焼けてしまった家を建てるのに木材が足りなかったことと杉は早く成長するので高値で売れたそうです。
今になってスギ花粉で多くの人が苦しむことになろうとはその当時は夢にも思わなかったはず。
時代の背景と今の四季の日本というよりも猛暑、亜熱帯気候のような雨。今の時代には猛暑を乗り切れる木でないと育たないのかもしれません。
さてどんな木を植えようかな。
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