ひとかたならぬ思いがある「蔦重」こと蔦屋重三郎
それは私が本が好きということと出版関係のお仕事をしていたことに所以するのだと思います。
一番好きなものがあるっていいな。仕事が好きというか宿命的に好きなことだったらいいな。という思いもあります。
今年(2024年)の大河ドラマは「光る君へ」でした。久しぶりに大河ドラマをちゃんと見ました。吉高さんがとても良かったのとすっかり柄本さんのファンになりました。
時代小説も読みますが近代日本史と江戸時代が中心なのです。
江戸から文明開化あたりといったほうがいいのかもしれません。
昨日いつも通りに仕事終わりに本屋さんでその手のものの新刊が出てないかなぁ?とうろうろしていたらなんと「写楽女」の帯に「2025年度大河で話題沸騰」とあったのを読み「写楽」が大河になったのか、、正体不明の写楽をどうやって描くのかなぁと思っていたらその棚には蔦重の本がびっしり
大きな帯の字を読んでみると「べらぼう―蔦重栄華乃夢噺」と書いてあった。蔦重じゃないか!
と、ここでやっと2025年の作品を知ることになった訳ですが、とっても嬉しい。
大河も嬉しいがあやかり出版と思われる書籍の数々を眺めながらひとり嬉しくなってしまった。来年まであと10日ほどではありますが読んでみようとおもいます。
版元であってインフルエンサーであって表面だけ見ていれば華やかな人生だったかもしれないけれど、寛政の改革で身代を半減されたり、もっとさかのぼれば吉原の中で育ったということもある。
自分でどうにもできないことは今の時代も沢山ある。
そこでどういう風にいきていくのかはその人の本質に深くかかわってくる。衝撃をうけたりふてくされてしまったりしてもいい、そのままでいないことを選択することは簡単なような個人差はあるけれど大変さがつきまとう。
47歳で没するまでいろいろなことがあったと思うけれど、晩年の蔦重はきっと人生を振り返ったとき楽しかったんじゃないかな?と思う。
蔦重の物語を読むと自分の今の仕事、今の生活を俯瞰してみることが出来るような気がする。
大変なことが起きても最後の時に「楽しかった」と思えるような人生をおくれたらいいなと思う。
この蔦重の物語は自分の人生を顧みる、または前へ進む力を少しくれます。
さて大河ドラマの「べらんめえさて大河ドラマの「べらぼう」はどんな作品になるのかな?
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