散歩は1.25㎞歩いている。
決めたわけではないのですが、犬の様子をみながら歩いて帰ってくるとだいたいそのくらいなのである。
夏の盛りまでは元気にすごしていたので急激に老いてしまったのだと思うけれど、ご近所の方から「ずいぶん老犬になったね」という言葉に飼い主の私がショックを受けている。
重々承知なのではありますが、やはり他人様から見てもかなりの老犬になったのがわかるということが嫌なのである。ことわっておきますが「嫌」とはそういう犬を見られたくない、老化がいやだとかいうことでは決してない。生きているのだからどんな動物だって老化するのは当たり前。
そうではなく自分の相棒、親友が老犬になったと言われると自然の流れの中で考えると私よりもずっと早くいなくなってしまうのが確定されるようで嫌なのだ。
一緒にいてほしいという気持ちがそうさせるのだろうけれど老犬になったと言われて家に戻ると「そんなに老犬じゃないよ。ふつうの16歳だよね」と犬に真剣に言っている。
よく犬と会話をする。
わかっていると思っている。
私の言葉をきくと、よっこいしょと座ってこちらを見ていた。
もうちゃんとしたお座りもしなくなっている。いつからお座りができなくなったのかというと1年ほど前だったと記憶している。
腰が痛いのかな?と思っていたけれど、後ろ足の筋肉の低下でお座りをすると立ち上がるのが大変なんだと最近は思う。
じっとこちらをみて大あくびをしながら小さなため息をひとつ
まるで「そんなこといいんだよ」と言っているようでした。
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