くぐもった声で夜泣きをしていた。
文字に表すのは難しいけれど「ぼぉーーん、おぼおっーん」つまりは犬らしくないのです。
ワンワンとかワォーンという鳴き方をしていたので初めて聞いた時は驚きました。
耳が遠くなっているからこの鳴き方なのかな?と思いあまり気にしないようにしていました。
先日も書きましたが獣医師さんのアドバイスを守り毎日犬と過ごす時間を増やしていたのですが、本日昔のような鳴き声で鳴きました。どうやら野良猫がいたらしいのを家族にそれを教えるために一回。
え?もしかしてうちの犬かな?と慌てて犬のところに駆けつけると「あそこになにかいる」と視線を斜め右方向の垣根に向けます。「最近花壇をトイレと間違えている猫がきたの?」と聞くときりっとした顔で怪しい方向を向きます。
なんだか昔に戻ったみたいだ。
単純に嬉しかった。
「もういないね、だいじょうぶだね。ありがとうね」と頭をなでてしばらく一緒にいました。
そうだった。我が家の犬は何年も庭の侵入者を教えてくれていた。
番犬としては100点満点中10000点の犬なのである。
きりっとした顔も久しぶりに見た。
ずっと我慢していたんだと思った。
子どもたちは家にはいないけれど私がいるよ。と言いながら頭をなでていると体を寄せてきた。
親友は今日も元気だ。
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