朝起きてからクリスマスに気が付いた。
わかってはいたけどぼんやりと今週だよねという程度
夫には大変申し訳ないのですが今は「鳥の巣症候群」として寛容でいてほしいと思った。
年中行事を大切にしてきた。お正月、節分、誕生日、クリスマスなど大人になった子どもも時間をあわせて一緒に食卓でご飯を食べていた。急にそれがなくなったとたんにクリスマス行事の支度をしなかった。
大きなチキンもホールケーキもそれに合ういろいろなものを考え作ることをやめてしまった。
なので「今日だったのか・・クリスマス」ということになりました。
夕方「今年のクリスマスは何にも用意していない」ということを伝伝えると「ではケーキを買いにいこう」と珍しい返信があった。
クリスマス当日に予約していないケーキは買えるのかな?と思いながら待ち合わせの場所に向かう。行き過ぎ人たちの手にはケーキの箱と思われる形のショップバックをもっている人が多かった。例年、子どもにケーキを選んでもらって早々に予約をして当日取りに行ってもらっていた。ケーキの代金は私持ちだったこともありクリスマスケーキは有名な洋菓子店など贅沢でいつもは買わないようなケーキ。一度食べてみたかったんだよね~と言いながらあちこちのケーキをいただいてました。
クリスマスの夜だからなのか、いつもなのかは良くわからないけれどあまり混んでなさそう。
建物の中に入ると入り口だというのにケーキが売られていた。
しかも大量に
「どのケーキがいい?」と聞かれて「なんでもいいよ」と言ってしまったら「ほらほら可愛いのからチョコが高級ぽいケーキもあるよ」とショーウィンドウをのぞく夫。
年中行事に特に積極的でもなかった夫のこの発言にもしや元気のない私を気遣っているのかもしれないとケーキを選んだところ「買うよ」といって買ってくれました。
これにはとても驚いた。
その後オードブルを買って鶏ももを買って小さいスパークリングワインを買って帰宅しました。
結婚して29年目の私たちのクリスマスは新婚の頃よりも楽しかった。
一個も手作りのものがない食卓でサイダーのようなスパークリングワインを飲みチキンを食べる。
「これからはクリスマスケーキは僕が買ってくる」という宣言と共にその日は穏やかな気持ちで寝ました。
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