お昼間の愛犬の顔はとてもかわいい。天使と言っていいほどです。年老いて以前のような毛艶もなければ白髪もある。目は小さくなり若い頃の写真と比べると老犬なのですが。
夜鳴きの時の顔は日中とは違う。
興奮しているせいか顔が険しい。そして悲しそうに見える。
日中は日の当たるところでグーグー言いながら寝ている。夜に寝ないといけないと起こしながらもっと寝かせてあげたい気持ちでいっぱいになる。
16歳の犬なのだ。本来は日中だって寝ているだろう。
夜鳴きさえしなければ好きなだけ寝かせてあげられるのに。と思いながらご近所の迷惑を考えてやはり起こしてしまう。
もしや睡眠が不足していらいらしているのかもしれないと思ったりもする。
こんなに細くなった体のどこにあんな力があるんだろう?声は大きくそして長時間だ。
夜の愛犬の顔をみると情けないことに私は泣いてしまう。
あんなに賢く優しかった犬の顔ではないからだ。
それでも朝日がでるころにはいつもの愛犬になる。
へとへとになりながら午前中の日の光を浴びて寝ている犬を毎日撫でている。
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