第一回老犬との面会

柴犬 目をつむる

到着時間をお知らせして時間ぴったりに到着しました。

園庭には先輩犬たちがのんびりと遊んでいた。来客を知ると犬たちが門のところまでやってくる。この時、ドッグランにいた犬たちは入園の時にいた子達だった。犬同士にも相性があるので今ここにいる子達は我が家の犬と仲良くしてくれている犬だということ。

抱っこされながら犬舎から我が家の犬が出てきた。

だっこなんて今年に入るまでは大嫌いで抱こうものならば全身で嫌がって落としそうになったものだ。それが今は家族ではない人に抱っこされておとなしくしている。

地面におろされるとふらふらと歩きだした。やっと会えたので走っていきたい気持ちはあるのですが犬友達が私たちを囲んでなかなか前進できずいました。他の犬たちにちょっと待っててねと言いながら我が家の犬のところへ。

尻尾を振ってくれることもなくなんとなくそばに寄ってきたその時、子どもの声か気配か匂いに反応して顔つきが変わった。近くにいた私がしゃがんで「おいで」というと寄ってきて前足で私を叩いた。

びっくりして正直なところショックだったけれどその後をみていると家族がわかったのだと思った。

もう尻尾をふるほどの余裕は彼はもっていないのだ。後ろ足を動かすのも大変なのだから。

私達のところでうれしそうに足にすり寄ってきてしばらくは一緒にいたもののいつものように少しの距離をとって歩き始めた。これは家にいても同じなのでなんだかほっとするようなもっと一緒にいてほしいような気持ちになりながら過ごしました。

園のスタッフの皆さんはすでに新しい犬を自分の園の仲間だと認識してくれているよう。

しかし一回目の面会ということで園長さんを始めいろいろな方にお声がけいただきました。

面会の1時間はあっという間。

帰り際は園長さんは我が犬を抱っこし柵越しに見送っていただきました。

車が走り出すとほっとしたのと寂しい気持ちでしばし沈黙。

明るい声をだしたのは子どもでした。

「よかったね!元気そうだった。そして大事にしてもらっていてよかったね!!」

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この記事を書いた人

趣味は読書とドライブ、水泳や散歩も楽しみます。最近は庭作りにも挑戦中。いくつになってもいろいろなことにチャレンジできたらいいなぁと思っています。よろしくお願いします。

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