老犬ホームに見学に行った際、気になったことがあった。
あるドッグランには柴犬が沢山いた。
柴犬だけが沢山いたのだ。
「あの犬は何歳ですか?」という問いかけに10歳、13歳というお返事が続く。
広い老犬ホームのある一つのドッグランに柴犬だけがいるのを想像してほしい。どの柴犬も老犬である。そして認知症の行動を各犬しているのである。
横にあるもう一つのドッグランはいろいろな犬種が遊んでいた。とても小さな犬からゴールデンレトリバーもいた。
そこを見てからもう一度こちらのドッグランをみると柴犬のみ。
「柴犬が多いですね」と聞いてみた。その場は「そうですね」という感じのお答えで終わったのですが全部を見学し終わった時に「柴犬は日本犬ということなのか日本の環境に順応しているので長生きのようです」というような内容のお答えをいただいた。
そうだったんだ。
圧倒的に柴犬が多く見えるのはそのせいなのかな?全犬を見たわけではありませんが、多いのは確かな感じでした。
お散歩のとき以外では排便をしない犬種だと思っている柴犬。
認知症を患ってもなお外での散歩の時にしか用をたさない。我が犬もそうでありますがこれは彼らにも飼い主にもかなり大変なこと。
夜鳴きが始まって2時間ごとに散歩に連れていった。老犬なので尿意の頻度も短くなっているだろうと思ってということもある。
柴犬チームでおむつをしている子はいなかったように記憶している。そのかわりに気持ちよさそうにお外で用を足す姿をみた。ホームのスケジュールにも朝の運動の時間があったので天気がよければお外にいけるようなのだ。
旋回している子、広いドッグランなのに隅を歩いている子、ぼんやりと佇んている子。
どの子もお世話が大変だと思うけれど清潔にされていてた。
犬の習性をそのまま尊重してくださっているのもこの園っていいな!と思ったことの一つです。
柴犬チームに我が家の犬も参加するのだろうか?それともとっても年をとっているので入れないだろうか?入って喧嘩しないかな?
そんなことを沢山の柴犬を見ながら思うのであった。
ちなみに家に帰ってから調べてみると認知症になりやすい犬種として柴犬・秋田犬・甲斐犬など日本犬が多いようです。11歳から13歳の発症が多いという報告があるそうです。
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