気が付けば友達が出来ていた。ママ友なんて幻、その時期だけの限定友達なのだろうと思っていた。
幼稚園からママ友は沢山いた。行事のたびにランチなどまったくもって憂鬱だったこともある。運動会を見る場所の隣のレジャーシートの人をみて緊張を隠して笑顔を作ったり、子ども同士のいざこざの納め方にものすごい時間を費やしたりしていたので早く子育てが終わってほしいと思った時代もあった。
時は流れコンサート、ランチ、温泉、旅行に行く友達が出来ていた。
類は友を呼ぶのか各友人は会わないときはほぼ連絡もしない。1年のうちに1度どこかのタイミングで会うのだ。例えば〇〇さんのコンサートが近くであるけど行きませんか?と連絡がきて会うのだ。そしてコンサート前にランチして話して終わったら駅でまたね!という感じです。
先日友人と別れて駅で電車を待っていたのですが、突然不思議な気持ちになった。あんなにママ友というワードに怯えていたのになぁ。人生ってこういうプレゼントもあるんだなぁと電車に揺られながら夕焼けをみながら帰宅した。
玄関を入ると本日会っていた友人から「家に着きました。今日は楽しかったね。あと20年くらいは一緒に遊べるかな?」とLINEが来た。
幸せな余韻に浸りながら今私はこれを書いている。
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