散歩に行くと見える風景

いつも車移動だった。田舎に住んでいる人はほぼそうなのではないかな?歩いて5分のスーパーマーケットにさえ車でいくのだ。

そんな私が今後を見据えて歩くようになった。初めは10分程度の散歩で達成感があったのだから面白い。

いまは1時間程歩いています。

村上春樹氏のマラソンのことなどを書いてある本に週に5日ほど走るようにしているとあったので私もそれを目標にしているのですが気分がいいと7日歩いているので楽しいのだと思います。まぁ村上春樹氏は長距離を走っているのでぽてぽてと歩いている私とは比べようもないのですが。

歩くようになった今、なにが楽しいのかというと季節を感じることが多くなったのです。

冬から春、春から夏はあっという間になるものではなく毎日少しづつ変わっていくのです。気が付かないような差を積み上げながら季節は変わっていくのです。

塀の高い洋風のお宅の薔薇に葉が出てきたなぁとか、歩道に草が生えてきた、この香りは沈丁花かな、ハチの羽音がするな、など五感というものが自分にもあったということを思い出されました。

先日はまさか綺麗な芝生のお宅の方がしゃがんで草取りをしているとは気が付かず「あぁ、きれいな薔薇が咲いている。薔薇の季節だっけ?」なんてひとり言をいったらニョキっと家の人が立ち上がり小さく叫びそうになりましたが「これは秋に咲くんですよ」と教えてくださった。

そこから散歩の時に会えば挨拶をするようになりました。

海外に旅行に行きたい。もっと知らないものを見てみたいと思って生きてきて半世紀でしたが、こんな近くにも知らない世界が広がっていることを知り帰り道はきらきらした気持ちで歩いていました。

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この記事を書いた人

趣味は読書とドライブ、水泳や散歩も楽しみます。最近は庭作りにも挑戦中。いくつになってもいろいろなことにチャレンジできたらいいなぁと思っています。よろしくお願いします。

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