子育てが終わると悠々自適なマダムのようなイメージは遥か前の「金妻」が流行ったあたりで終わっている。その後の世代は子育てが終わってから親の介護に必死になる。
私の友人たちも例外ではない。
すでに介護を始めて干支がひとまわりしたわと笑う友達もいる。この友人の場合は子育てと介護が一緒の時期だった。そして終わりのある子育てと違い、いつ終わるともわからない介護にむきあっている。
私が子どもの頃は女性は83、男性は10下の73あたりがご近所の平均年齢だったような気がする。まだ組合があってお葬式があると組合の人たちがお葬式のお手伝いをしていた。女性は通夜振る舞いの食事を作り男性達は棚つりと呼ばれる棚をつくっていた。
子どもの頃にその場で聞いた話では90を過ぎると皆口々に「長生きだったわよね~」と言っていた。100歳以上の人が市に現れると新聞に掲載されたものだ。
今はどうだろう?90代は普通で100を越えてもまだ元気である。
元気といっても普通に一人で生活することは出来ない。元気であってもなにかしらの病気があって通院するのにてくてくと歩いていく100越えの方を私はしらないし病院でも家族方として横にいる。
子育てが終わったらゆっくり出来るのかと思ったと友人は笑いながら言う。子どもよりもよっぽど手がかかると他の友人は言う。そうなのだろう。だって大人なんだから玄関のカギは開けられるし制限した甘いものだって食べて知らん顔している。
怒っても知らん顔が憎らしいというのを聞いて笑ってしまった。ランチ会はストレス発散の会にもなってきている。そして貴重な情報交換の場にもなっている。
介護認定から家での過ごさせ方、自分が仕事の時の送迎タクシーについてなど。我が家はいまのところ自分のことは自分でやってくれている。ご近所のやはり介護している方から「出来るだけ手伝わないほうが親も体を動かすからむやみに手をだしてはダメよ」という言葉もありがたく心にとめている。なんでも一人になった親が心配であれこれしてあげているうちにベットの横のお茶も自分でとらなくなったばかりか足が弱くなったそうだ。心を鬼にして忙しので自分でやってくださいというオーラをだしていくのよ。ともアドバイスをもらった。
女性が集まるととかく他人の噂話が多いような感じがありますが私の友人達のランチではめったにそんな話にはならないので気持ちよく楽しく参加させてもらっている。残りの人生の時間の砂時計は本日もさらさらと落ちていっているのだ。人の悪口なんて言いたくも聞きたくもないもので。

コメント