今まで生きてきてNOをいったことはあまりない。言わないようにすっといなくなるということは星の数ほどあったのですが。
今私は面と向かってNOを言う練習をしている。
NOを言いなれていないのでうっかり「はい」と言いそうになるけど。
瞬発力をつけなくてはいけないのだ。
そして言った後にこれはまずかったかなと思うこともやめようと思う。
そもそも優しいと思われているので「そんなこという?」と言い、無理やり自分の思惑を押し通そうとする方々。
「病院で説明を一緒に聞いてほしい」「いろんなことを説明しにこい」「現状を話にこい」というのはまだ序の口。いままで私の最大のストレスはグイグイくる人達だった。家にも突撃してくる。こちらの都合もお構いなしにピンポーンとインターホンを押して「開けて。忙しくないでしょ?」と、のたまうのだ。
なんとか時間のやりくりをして都合をつけるものの「暇なんだからいいよね」と言うようになったころから、もやもやは富士山よりも高くなった。富士山頂で下界を見渡すと「そんなことあるか~い」ということの連続でこれってドラマにできそうだなという気持ちにさえなった。
まず第一に行ったのは距離感の修正だ。「やさしい私」はあまりにぐいぐい来られると断れないであろう自分を守らなければならない。インターホンにむやみに反応しない。おやおやこの方は?と思う方々には正当な居留守を使うことにした。正当なというのは仕事中であったり家事の最中であったりすることはもちろんですが「今日は会いたくない」という心の中の声を最優先にすることにしました。
諦めるだろうと思っていたのにまったく動じず。いないとなると次の週にピンポーン!正当な居留守を使い続けると一週間に一度が三日に一度になり、それでも私がインターホンに出ないとなるとLINEの攻撃に切り替えてきた。
居留守からLINEの対応へと変わるのに時間はかからなかった所をみると私はいままでとっても頻繁に自分の時間を奪い取られていたことが伺える。
超難関のLINEの対応ですが、ブロックなどしてしまうとどのような反撃にでるかわからない。なのでブロックせずに対応しなければいけない。
文面としては「いついっても家にいないんだけど」という内容である。それはそうだ。いてもいないのだから。
どのような返事を書くのかを真剣に考えてみた。まず気をつけるのは謝らないことだ。これを読むといなかったんだから謝る一分から始まるべきと思う方もいるかもしれない。でもいいのだ、勝手にきたあなたが悪い。会いたくないということを出来るだけ真剣ではなく竹刀で打ち込むのだ。
そこには忙しい、時間がないなども書かない。ではいつなら忙しくなのか?ということになるからだ。
「そうでしたか。何か御用がありましたか?」という竹刀を打ち込む。大体において用などない方々が気分で現れるのだ。要件をはっきりさせてもらおう。これを書くと大抵用事を考えて返信をする。ちょっとこちらの徳になるようなことへのお誘いなども返信してくる。しかしここで騙されてはいけない。聞いたので優良なお返事を書いているだけなのだ。本当はいつものようにふいに現れてリビングでお茶を飲みご近所や近い人たちのうわさ話をするか、私の現状を把握しておきたいってところだ。
「そうでしたか」くらいなそっけない態度に出てみる。今までとは明らかに違う対応に「体調が悪いのか?」という返信が多かったことには驚いた。それでも「元気です」と返しなにか返信してくるたびに少しずつ返信の速度を遅くしていくことにした。
そうこうしているうちに1ヶ月ほど突撃はやみました。ここで突撃される初心者は安堵すると思いますが私は突撃される上級者なので安堵なといたしません。
次なるシナリオに向けて準備することとします。

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